倒産寸前の消費者金融で仕事していたときの話。
どうも、みかんです。
私は20代前半の派遣社員時代にちょっとだけ消費者金融で働いていました。
普通は働く前にネットでどんな会社か調べるんだろうけど、私はそんなこともせずにただひたすら面接を受けまくっていました。
というか私ごときが会社を選べる身分じゃないと思っていて採用されればどこでもいいかなとそのくらいの気持ちだったかもしれませんね。
実際本当に受からなくて苦労したので・・
ようやく採用されて消費者金融で働くことになるのですが、そこは倒産寸前の会社でした。
今日はその時の仕事の話をしようと思います。
倒産寸前だから社員が続々とやめていく!
社員の間では倒産間近という噂が絶えなかったらしく有望そうな人は次々とやめて行ってたようです。
私が派遣で働くことになったのも急に人が足りなくなって、その穴埋めだったのでしょう。
全国にたくさんあった支店がどんどん閉店していたし、すでに融資はもうやっていなかったのでそう考えるのが普通ですよね。
そしてそれは私が働きはじめたあとも止まることはもちろんなくて、どんどん人がいなくなって行きました。
いつ給料がもらえなくなるかもわからないしね。
そこにいても未来はありません。
倒産寸前の消費者金融の仕事内容。
上に書いたとおり、融資はすでにできない状態でした。
あとでネットで知ったのですが、この会社は裁判で賠償命令を拒否したり過払い金の支払いを拒否していたことを知りました。
つまりお金がなかったようですね・・・
銀行の口座に1円でも残っていたら都合が悪いことがあるのでしょう。
派遣社員の私の仕事は、ひたすら入金されたお金を引き落とすことでしたw
今思い出してもなんだその仕事!って感じで笑えてきますw
まず、9時に会社に出社して制服に着替えます。
1時間くらい事務作業を してから今度は私服に着替えて銀行のATMにダッシュ。
ATMの機械は5台くらいあったのかな?
そこに並び順番がきたら、ひたすら入金されたお金を引き落とす。
もちろん待っている人たちに迷惑なので、10分したらまた並び直します。
それを約2時間。
基本的には銀行のATMなんだけど手数料の関係だったか1回だけコンビニでやらされたことがあったんですよ。
ずーっとコンビニのATMでそんなことやってたら明らかにあやしいじゃないですか。
誰がどう見ても・・・
結果店員に通報されましたw
警察が来て仕事でやっていることを伝えたら納得してくれましたが、オレオレ詐欺だと思ったらしいです。
あれは、めちゃめちゃ恥ずかしかったな・・・
一旦会社に戻ったらお昼ごはんを食べて、午後からは督促の電話とかしていました。
返済が遅れている人に電話かけるやつですね。
たまたま忘れただけの普通の人ももちろんいるんですが、日本語が通じないようなやばそうな人とかもいて、そういう人には赤文字で要注意!って書きこんでいました。
会社としては、弁護士に相談されるのが1番嫌だったらしくあんまり追い込まないようにと言われていましたw
1日目はケータイにかけて2日目に自宅の電話にかけて、それでも出ないと会社にかけるんだけどそうするとやっぱり怒る人もいて。
(もちろん会社名は言いませんがわかる人にはわかりますよね。)
だったら電話出ろよ!!って感じなんだけど、常識が通じないような人なので、イライライラ・・・
できるだけ何も考えずに、淡々と作業するようにしていました。
それからもどんどん支店は閉店していき、数ヶ月後に倒産しました。
当時社員だった人たちは元気にしているかな・・!
おしまい。
読んでくれてありがとうございました!